| ブルー・ホライズンはデッカの社内プロデューサーだったマイク・ヴァーノンによって１９６５年ブルースの通信販売レコード会社として英国に設立されました。
その２年後の１９６７年、ブルース・ブームの本格的な到来によってヴァーノンはＣＢＳレコードとブルー・ホライズンの配給契約を成功させ、同年１１月第一弾シングルとして「アイ・ビリーヴ・マイ・タイム・エイント・ロング」をチャートに送り込み、見事にフリートウッド・マックをレコード・デビューさせたのです。
しかし、翌６９年そのフリートウッド・マックがリプリースへ移籍すると、ＣＢＳはブルース・ブームに見切りをつけたかのように７０年には契約を終了させてしまいました。
その後はポリドール配給となりましたが、結局ヴァーノンはレーベルを維持できず、７２年に終焉を迎えることになりました。
ブルー・ホライズンはブリティッシュ・ブルース・ブームと軌道を共にしたレーベルとして、短くはありましたが印象深い仕事を残したと言えるでしょう。
マイク・ヴァーノンもブルースのレコードが制作できれば、本当はレーベル運営などどうでもよかったのかもしれません。 1) レーベルデザインの遍歴をみるという主旨により、原盤所有権のありどころは考慮しておりません。 2）レコード・リストは現在のところ私の所有するものでできています。 3）あなたのお持ちのレコード情報やご質問、私の事実誤認がありましたらご指摘ください。 その他どんなことでも結構です情報提供をお待ちしております。 |
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| 《MONAURAL》 |
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ブルー・ホライズンはＣＢＳ配給であった６８年から７０年までは、この青いレーベルであったろうと考えています。 使用年を１９６８？としてあるのは、モノラルの製造が６９年には既に中止されているのではないかと考えたからです。 しかしこれには根拠らしい根拠はなく、ＣＢＳが６９年にはモノの製造を中止しているからということで、それは確かかと問われるとこれも米コロンビアが６９年にはモノの製造を中止していたからというにすぎず、ここまでいくと妄想にすぎません（でも、６９年以降のブルー・ホライズンでモノ盤見たことないです）。
あれあれ、イーベイでモノ表示があるレーベルを見つけてしまいました。 これに時代的な意味があるとすれば６９年以降のものかもしれません（新録はなくてもモノラル盤も発売していたと考えて）。 ６９年にステレオが製造されるようになって、レーベルにモノの表記もしたくなったというわけです。 だとするとこのレーベルの存在は６８年にはステレオ盤の製造はなかった（後述）という、薄弱とはいえ根拠となるのかもしれません。 しかし、これだけで強引に時代的意味アリということもできません、というか正反対の解釈もできますから、今のところタイプ１、２というかたちで整理しておきます。 というわけで皆様からの情報をお待ちしております。 |
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《STEREO》 |
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ブルー・ホライズンはＣＢＳ配給であった６８年から７０年までは、この青いレーベルであったろうと考えています。 ただし、モノとは逆にステレオの製造を開始したのは６９年からだということを聞いたことがありまして、そのへんのところは私にはわかっていないので今のところ６８年からというかたちで整理しておきます。 モノラルと同様のデザインで上部にステレオと矢印が印字されていますが、この表示形式はＣＢＳと同じですよね。 ＣＢＳ盤が次のポリドールで再発されたことはないはずですが（ヴァーノンはＣＢＳに原盤権を売却したはずなのでＣＢＳレーベル再発盤がある？）、ハテナいっぱいなのでやっぱり通販では注意したほうがよさそうです。
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７０年からはポリドール配給になり、トレード・マークはそのまま青を使っていますが背景は白に変わっています。 レーベルが閉鎖される７２年まで使用されたと考えられます。
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| 2006.06.18 |
